Amazonで購入した、”RTL-SDR Blog V3 R820T2 RTL2832U 1PPM TCXO HF バイアスティー SMAソフトウェア定義無線 ダイポールアンテナキット付き”が届きました。
以前のNooelec NESDR Mini 2と何が違うのかとバイアスTと書いてあるので、Ham It Up Nanoを接続することができます。
そのほかにもいろいろありまして、純正のNooelec NESDR Mini 2はかなり熱をもってしまい、熱くなってくると周波数がずれることがあるようです。実際私もラジオを受信していて表示が放送周波数と合わないことがありました。
また、Nooelec NESDR Mini 2はUSBのコネクタの接触が悪いようで使用中に止まってしまったりしたことがあります。
こうした問題があって、純正品を輸入した業者がその部品をいいものに交換して放熱対策をしたものを販売しているとのことです。
今回あえて、このSDRを選んだのはすでに改造されていて”500kHzから1.7GHzまでのチューニングが可能”ということでした。
つまりHam It Up NanoのようなHFコンバータがなくても短波が受信できるのです。
ただ、” (HF受信はダイレクトサンプリングモードで 24MHz 以下で性能が低下)”という但し書きもあるので、試してみることにしました。
もう一つの理由としてはアンテナもついていて4999円という安さです。
実際短波用のアンテナだけを見つけること自体が難しいようですし、あっても1万円以上します。
今回はスマホのRF analyzerというアプリで受信してみました。
50Mhz帯でCWやSSBの交信を聞くことができました。
とはいえ、RF Analyzerではダイレクトサンプリングの設定ができないようなので、パソコンでやることに・・・
SDR#ですと、左上にある歯車の形の設定ボタンを押します。
するとRTL-SDR Controlerが表示されます。
ダイレクトサンプリングモードにするにはSampling Modeを変更します。
もともとはQuadrature samplingになっていつと思いますが、これをDirect Sampling(Q branch)に変更します。
これで中波や短波が聞けるようになります。
実際、やってみた感じでは但し書きの通り感度が弱くて、強いラジオ局は受信できるものの、
アマチュア無線の交信は受信できませんでした。また、ナイキスト周波数
そういうわけで、ダイレクトサンプリングモードはあくまでおまけ程度と考える方がよさそうです。
他の方もこちらのサイトに書かれていますが、サンプリング周波数が 28.8MHz だと、ナイキスト周波数の 14.4MHz から上の第2ナイキスト領域というところに、AM放送や、短波の実際はもっと下の周波数のラジオが何度も繰り返して出現します。
これではなかなか受信は厳しいです。
そこで、ダイレクトサンプリングモードを使わないで、HFコンバータで受信した電波に下駄をはかせて受信することにします。
以前購入していた、Ham It Up Nanoをこいつにつないでみたいと思います。
その様子は次回の記事に掲載したいと思います。