HF80CL SWRとの闘い

アマチュア無線

2021年12月
DAIAMONDの3.5Mhz帯用のモノバンドモービルホイップ、HF80CLを購入しました。
早速下記の画像のように、ATAS-120AでSWRが一番良かった場所に取り付けたのですが、全くSWRがおちませんでした。



アース不十分なのかと思い、アースとして鉄板を使おうと探しましたが、なかなか良いのがなく、最終的にスチールラックが安いので屋外用の5段スチールラック(\5478円)を加工してやってみることにしました。(画像は当初検討していた屋内用ラックです)



家族にはエアコンの日除けになると言って作ってみたのですが、どうにもSWRが落ちません。
カウンターポイズを転がしたり、手すりとカウンターポイズ、スチールラックを線で接続したりもしましたがよくありません。カウンターポイズを銅テープで手すりの上に張り付けたりもしたのですが変化ありませんでした。(ちなみに画像のカウンターポイズは手すりにひっかけていますが実際はベランダの床に2sqmを7本転がしました)


Twitterに投稿したところ、建物との距離が近すぎるのではないかとのご指摘があり、やってみることにしました。同時にこの頃NanoVNAも購入し調整がかなり楽になりました!
ATAS-120Aの調整の記事でも書きましたが、ベランダを簡易手すり評価法でエアコンのアース端子を用いて測定したところ25Ωでした。100Ω以下なのでアースが効いているとみなせることが分かりました。手すりとリベットやねじで接続されている他の手すり間が5Ω~10Ωでした。

それで、アースはすでに効いていると判断して、アンテナをBS金具に取り付けて建物から話すように斜めに突き出してみました。
そうすると、一気にSWRが下がりました。屋上の端のパラペットはトタンがかぶせられていたり、団地内放送用のケーブルがはりめぐされていたり、それらが悪さをしていたのかもしれません(実際430FMのアンテナを垂直に立てている反対側のベランダも、常時S5くらい振っています)


そういうことで、今のところ最下点のSWRが1.2くらいで運用できるようになっています。
皆さんからいろいろ教えていただき感謝申し上げます。
2022年1月